松本孝弘モデルのギター(Epiphone)について。

B’zのギタリストとして、今や日本のトップ・ギタリストに挙げられる松本孝弘氏。

その長年のキャリアで、数多くのギターを使っていますが、彼のイメージはやはりLes Paulタイプです。

今回は、松本孝弘氏モデルのギター(Epiphone)についてみていきましょう。

松本孝弘モデルのギターについて

B’zだけでなく、ソロとしても作品をリリースしたり、Larry Carltonとの共演を果たすなど、今や日本を代表するギタリストの一人となった松本孝弘氏です。

そんな彼の一番最初のシグネイチャー・モデルは、YAMAHAから1988年に発売されたMG-Mになります。

定価65,000円(当時はまだ消費税がありませんでした)だったのですが、松本氏自身も市販されている機種と全く同じものを使用していました。

ファンの方にとっては、彼が弾いているものと全く同じ機種を弾けることになります。

その後MG-M II、MG-M IIG、MG-M III、MG-M Customと、1996年くらいまでMG-Mシリーズが製作されていきます。

この当時から、フロイド・ローズ・タイプのモデルで、オリジナル仕様で弦を裏通しにしているエピソードもありました。

それによってチューニングの安定を図っていたなど、使用に耐えうるように自身で模索されていたことが分かります。

その後、Gibson Custom Shopから、松本孝弘シグネイチャー・モデル“Gibson Tak Matsumoto Les Paul Canary Yellow”が発売され、それ以降の彼のモデルはGibsonから発売されています。

世界のGibsonから自身のモデルが製作されるというのは、ギタリストにとってはとても名誉なことです。

当時世界で5人目のLes Paulシグネチャー・アーティストとなる偉業でした。

そのアーティストは、

  1. Jimmy Page(Led Zeppelin)
  2. Ace Frehley(Kiss)
  3. Joe Perry(Aerosmith)
  4. Slash(Guns & Roses)

と、ロック史に名を残すギタリストばかりで、アジア人としては初の快挙になります。

そのGibson版松本モデルの第2弾「Gibson TAK Matsumoto Les Paul TAK Burst」が発売された時、同様の仕様の廉価版「Epiphone Elite TAK Matsumoto Les Paul TAK Burst」がEpiphoneから発売されました。

これがEpiphone版松本孝弘シグネイチャー・モデルの最初のものとなります。

その後、Gibson版松本モデル第3弾としてダブル・カッタウェイの「Gibson TAK Matsumoto DC Standard」が発売、そしてそのEpiphone版も発売されます。

そして2015年、松本モデル第4弾として「Gibson TAK Matsumoto Firebird」、通称「松本バ-ド」が発売されました。

これはGibson Firebirdを大胆にアレンジしたもので、こちらもEpiphone版の発売に期待する声が多かったのですが、現在(2020年4月)まで、発売はされていません。

それでは、簡単ではありますが、Epiphoneから発売されている松本孝弘シグネイチャー・モデルを紹介していきます。

松本孝弘モデルのギター(Epiphone)について。

Epiphone Elite TAK Matsumoto Les Paul TAK Burst

2004年にGibsonから発売されたもののEpiphone版になります。

現在、Epiphoneは、Gibson傘下のブランドの1つです。

Epiphone製とは言っても、ピックアップはGibsonの他機種ものと同じものが搭載されいます。

初期ものはフジゲンで製作されているようです。

このギターは、ボディ・トップのキルト・メイプルの模様が大変美しいモデルになっています。

ただし、それ故に今は価格が高騰してしまい、安価なものでも、20万円近くします。

なお、こちらのモデルはEpiphone Eliteというシリーズで、Epiphoneの中でもワンランク上の分類に入り、本機以外のモデル(The Beatlesで有名なCasinoなど)でも当時の価格よりも高騰している物も多くあります。

人によってはGibsonの安価なタイプよりも、Epiphone Eliteの方が評価が高かったりしますので、本機も同じような評価といえるかもしれません。

音は、一般的にイメージされるLes Paulの音で、松本氏のファンでなくても普通に使える機種と言えます。

フロント・ピックアップの上に「TAK Matsumoto」の字がありますので、その点を気にしなければ問題ないと思います(逆に、ファンの方には嬉しい仕様です)。

前期と後期で仕様の変更点を挙げます。

前期は日本製、ヘッドがGibsonタイプ、ピックアップがNew TAK Matsumoto Specialです。

後期は海外製(Epiphone Eliteは基本的に日本製なのでもしかすると情報に間違いがあるかもしれません。)、ヘッドがEpiphoneタイプ、ピックアップががBurst Buckerとなっています。

前期の機種はあまり市場に出回っておらず、レア度が高いと言えます。

Epiphone TAK Matsumoto Signature Double Cutaway

その次にGibsonから発売された松本孝弘モデルのダブル・カッタウェイ・モデルが、Epiphoneからも発売されます。

この機種は、重量も軽くてネックも薄型ですので、すっきりして弾きやすいと思います。

ですが、ヴィンテージ・ライクなネックが好きな方には、はっきり向いていないと言えます。

写真を見るとケースや小物類も揃っていてるので、ギターを弾かない人でも、インテリア・コレクションとして、とても映えるかもしれません。

また、何度か違うバージョンで再販されており、現在入手しやすい機種は、2011年頃製作されたシリーズになります。現在でも6万未満で入手できます。

前述したように、Epiphone Eliteの表記がないという点も価格に影響しているのかもしれません。

Epiphone Eliteは、Epiphoneでも上位機種のシリーズです。

本家よりやや低音が出ないように感じますが、値段を考えるとクオリティは高いと言えるでしょう。

先日発売されたEpiphone Firebirdタイプの「Joe Bonamassaモデル」も、本家を凌駕するような完成度だったりしますので、近年のEpiphoneの技術力はかなり上がっているように感じます。

Epiphone版の松本孝弘シグネイチャー・モデルも同様に、廉価版でありながら本家に通じるものがあります(考えてみればGibson傘下ブランドなので当然かもしれませんが)。

もし試しにEpiphone版を使用して気に入ったのであれば、是非本家のGibson版の購入も検討してみてほしいです。

サウンドの違いはほとんどないように思います。

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